瀬崎林業株式会社 SEZAKI RINGYO CO.,LTD.

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ラジアータパインKD材のご案内

ISPM No15 ― 人工乾燥材の導入をご検討されているお客様へ


 私たちは、今、地球環境問題が人類の生存をかけたもっとも優先されるべき重要な課題であることを強く認識するとともに、この急速に拡大する「負の遺産」の蓄積が次世代に大きな制約を加えつつある事態を大変憂慮しています。その改善のために能動的に関与できるうる木材業界の責務は重大だと考えています。
 環境改善に貢献する能力を有する木材資源の中で、『RP』=ラジアータパイン(チリ、ニュージランド産)は、100%人工造林により計画的に伐採されるシステムを確立しており、将来も供給量が継続的に安定している樹種であり、地球環境に最も優しい森林資源の一つといえます。
●木材の本来持っている光合成「二酸化炭素(C0)の固定化」
 木材は、二酸化炭素(CO)と水(HO)から炭水化物(ブドウ糖)と酸素を生成するという特有の能力により、COを減らししかも同時にOを大気へ戻すという本質的な解決をもたらし、地上高く地表を覆いこの地球の守護神となっています。人間の手により、事業として行えるものは、森林の持続的再生産を行う「林業」が唯一の手段と言っても過言では有りません。
 近年、梱包物流資材における木材の地位は、スチール、プラスチック、ダンボール等の代替製品に替わりました。しかし、この代替製品は生産時にCOを多く排出しながら生産されており、現状のところ地球環境という観点では負荷の大きい製品といわれております。
●国際植物防疫条約(IPPC)における国際基準No15(国際貿易における木材梱包のためのガイドライン)
 輸出される木材梱包は熱処理又は臭化メチル処理を行い、処理済みである表示を行うことが必要です。人工乾燥(KD)は、110度・120度の高温で約14時間以上乾燥させ、含水量を蒸発させる消毒方法であり、国際基準No15で規定されており、熱処理の56度30分以上の処理効果を発揮します。当然病害虫に対する植物検疫上の見地からしても、人工乾燥(KD)輸出国に対して、より安全な木材梱包材の消毒方法であると理解しております。また、人工乾燥(KD)には防カビ剤が使用されていません。オガ屑等が着いてなく綺麗で、しかも製品の重量も(KD)化により大変軽量になります。梱包業界の次世代にクリーンな職場環境の提供が出来る商品です。


 我々木材業界に身をおくものにとって、今が持続する環境配慮型企業モデルを示す大切な機会であると認識のもと、業界の一員として、とくに梱包材に特化した企業としてKD材のいっそうの普及に貢献していくとともにお客様のニーズとご期待にお答えしていく所存です。